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2006年09月06日
モノクロ写真のトーン編集
ちょっと前のフィルムスキャナーから取り込んだ素材を見ていたのですが
これがもう苦しいんですねえ・・・1999年当時からのものがあるのですが当時はディスクの容量もなく,知識もない!ということなので8bitでさらにむちゃくちゃな編集をしたファイルをjpgで保存してあります.
いまなら潤沢なディスク容量とマシンパワーをつかって,高品質のファイルを残せていたのに・・・悲しい限りです.とりあえず備忘録的に手順を記録しておきます
(1)スキャニングの時点で可能な限り12bit & 高解像度で取り込んでおく
(2)保存時はjpgの圧縮ノイズが出ないように可能ならPSD形式で!だめならJPGの最低圧縮率でスキャニング状態のまま保存しておく
(3)トーンは12bitモードで編集すること.基本はシャドーのトーンとハイライトのトーンが潰れないことに注意しながら,でもその主題がもっとも綺麗に見える部分のトーンをいかにして出すか?ということをメインにすること.
(4)トーンカーブ&レベル補正を上手く使うこと.ハイライトだしやシャドーを決めていくときにもレベル補正は結構使える
(5)ウォームトーンにするためには,8bitモードに戻してから,一枚レイヤーを作成し,そのレイヤーをR150,G60,B0の茶色で塗りつぶし,ソフトライト(不透明度18%程度)で重ね合わせる.レイヤーの色を変えることで様々なカラーを表現可能
いろいろとトライをしてみると,分かってくるのは
(1)グラデーションマップ適用
(2)再度を落とすorグレースケール
では,たとえば人物の肌のようななめらなテクスチャの出方が全然違うことに気が付きました.あれれ!って感じです.とりあえずグラデーションマップ&トーンカーブが一番楽にイイ結果が出ている感じですね.